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『西播磨MaaS実装プロジェクト』をリポート!

1月中旬〜下旬にかけテクノを舞台に行われた、次世代モビリティを活用した『西播磨MaaS実装プロジェクト』。マイカーがなくても、より便利に、より快適に地域の移動ができるというシステム「MaaS」。新しい言葉だらけでチンプンカンプンの筆者ですが、その内容を体感すべく、取材に行ってきました!



そもそも超小型モビリティとは?


超小型モビリティとは「自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人~2人乗り程度の車両のこと」(国土交通省HPより)。より安全なドライブを実現したり、CO2を排出せず再生可能エネルギーで走ったりと、サステナブルで環境負荷の少ない次世代のモビリティのことを指すのだそう。小さなボディには、大きな想いが詰まっているのです。



北欧で生まれた新しい概念「MaaS(マース)」


MaaS(Mobility as a Service:サービスとしての移動)の発祥地は、自国産の自動車メーカーがない国、フィンランド。歩行者が多いヘルシンキなどの都市部で生まれた「次世代の移動の概念」なんだとか。MaaSを適用したアプリやサイトにアクセスすれば、目的地までの最適なルートから、予約、決済完了までをワンストップで行ってくれるため、手間が省かれ交通機関が使いやすくなる、その上エコロジカルと嬉しいことがいっぱいです。



いざ、“科学の力”で課題解決を目指す『西播磨MaaS実証実験』へ


さて、前置きが長くなりましたが、世界各国から研究者や学生が来訪する「科学のまち」テクノ。来訪者や高齢者にとってマイカーがないと移動しにくい、というウィークポイントがありました。そこで、既存の路線バスを補うサービスとして次世代型モビリティを導入し、車がなくても移動しやすい環境を整えるべく、今プロジェクトでは次の4つの実証実験が行われました。


①シェアリング超小型EV

テクノ内の3箇所に貸出返却場所を設け、超小型EVを使用したシェアリングサービスを実施。シェアリングポートでのワイヤレス充電の実証も。


②シェアリング電動キックボード

理化学研究所(SPring-8 / SACLA)サイト内の4箇所に貸出返却場所を設け、電動キックボードによるシェアリングサービスを実施。


③自動走行カート

自動運転システムを搭載した行動走行可能な電動カートが芝生広場を出発し、住宅地内を周回。シェアリングポートでのワイヤレス充電の実証。


④西播磨MaaS

JR周辺駅からテクノを走る路線バスの経路を一括検索し、さらに①~③のサービスを予約できるシステムを構築。ユーザー登録後、利用可能に。


取材日は雨のしとしと降るあいにくのお天気でしたが、街のあちらこちらで超小型電動自動車の姿を見かけました。初めて乗る超小型モビリティに、どなたも初めはおっかなびっくり。ですが、すぐに慣れたようで、小回りが効く手軽な移動手段に、多くの方が好感を持たれたようでした。



今後は、段階を踏んで導入されるという超小型モビリティとMaaS。テクノの街を近未来技術で支える、次世代のモビリティから目が離せません。

 

問い合わせ

兵庫県企業庁地域整備振興課

☎︎078-362-3698

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