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簡単には諦めない。新技術・新事業へ挑戦し続け、先端複合材料の極みへ。

株式会社 KADO


「もともとはヨットのボートビルダーとして創業したんです」と、のっけから意外なエピソードを話す株式会社KADOの代表取締役社長、倉谷泰成さん。

その軽快な語り口を体現するかのように、2000年に創業して以来、いくつもの業界を股にかけながら、自由な発想で革新的な技術を生み出してこられました。ヨットのクルーを始めた中学生時代から、テクノを拠点に未来という可能性の海に漕ぎ出すまでの一代記を伺います。




Q. 株式会社 KADOの事業内容を教えてください。


カーボンFRP(炭素繊維強化樹脂:以下CRFP)と先端複合材料の製造と研究開発、ロボットを使用した成型工法、装置の製造や研究開発を行っています。


若い頃にボートビルダーとして修行を積んだので、その経験を生かしてCFRPを使ったヨットの製作、そこから大手自動車メーカーの研究所とともに部品開発をしました。


カーボン繊維とエポキシ樹脂のCFRPサンプル


2005年からはJAXA(宇宙航空研究開発機構)と直接契約し、航空機の胴体など低コスト複合材を使った様々なモノを製作。その結果、JAXAと多くの賞を共同受賞させていただきました。



現在は、公的研究開発法人NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が主導するプロジェクトに、大手自動車メーカーや繊維会社、東京大学、名古屋大学とともに参加しています。


Q. 私たちの暮らしに身近な商品もありますか?


父親が筋ジストロフィーという難病だったため、父のような重度の患者さんにも使ってもらえる、四点杖を作りました。杖自身が自立する上、軽くて丈夫で、これまでにないデザイン性の高いアイテムです。

もうひとつは、フルカーボン一体成形の一本杖です。スタイリッシュなフォルムと、圧倒的な軽さ、強度、独自のしなりが特徴です。

アイテムの詳細はこちら



Q. テクノに会社を構えたのはなぜでしょう?


以前にいた場所は、広さが足りず試作品を作るのにも限界がありました。そこで兵庫県企業庁が実施している立地支援制度の「中小企業支援ゾーン」という枠組みを使い、より広い場所へと移転しました。


Q. テクノの周辺はどんな印象ですか?


なかなか答えの出にくい研究をしているにも関わらず、自然に恵まれているので、都会にある大手企業さんからは「贅沢な環境ですね」と羨まれます。

春にはあちこちで花が咲き、秋には紅葉、冬には雪景色と四季折々の変化とともに時間を過ごすのも癒されます。



Q. テクノ界隈でよく行くお店やおすすめのお店はありますか?


おいしい飲食店がたくさんあります。欧風家庭料理FUKUTEI、光都キッチンわかな、かなじ屋、ボルカノ、グラスガーデン、 末廣堂、BUS亭、なごみ、はりまくらぶなど取引先の方をお連れしても、皆さん喜ばれています。


Q. 今後の活動を教えてください。


現在、物流や警備、点検、空撮といった目的における、ドローンを使った実証実験に参加しています。そこで医薬品配送のための、CFRPを使った落としても中身が漏れないような、軽く丈夫な箱を開発中です。

■株式会社 KADO

兵庫県たつの市新宮町光都3-34-1

☎︎:0791-59-8080(8:00~17:00)

www.kado-corporation.com


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